あらすじ
大地を離れ、宇宙へ
人類がようやく宇宙に進出し始めた頃、地球上で核戦争が勃発。生き残った人々は少数の移民のみが住む、建造中の人工大型コロニー「ソピア」に逃げるように移り住んだ。人類は、二度と同じ過ちを繰り返さないよう新体制を築き、コロニーという閉鎖された空間で世代交代しながら、いつか自然に回帰できることを夢見続けていた。
それから、150年。
そこでは、生きていく上で必要なもの全てが人工的に生産され、中央コンピューターで管理されていた。閉鎖された空間、移民の子孫だけで構成された人間関係。そして、遺伝子の問題から発生した出生率の低下・・・・・・。全てが人類滅亡への不安材料となり、人々の自然回帰の欲望がはちきれんばかりとなったその時、移住可能と思われる未踏の惑星「エラン」は発見された。
そして、その惑星「エラン」への人類移住計画、「エランプロジェクト」が発足する。周到な調査の後、ようやく移住の第一歩として有人探査隊を派遣する事が決定し、探査に適していると思われる数人が選び出された。
製品情報
作品名 | elan plus |
公式サイト | 公式HP |
発売日 | 2000年5月11日 |
ジャンル | コミュニケート・シミュレーション |
対応機種 | PS アーカイブスあり |
キャスト | エイジ(関智一) カイリ(千葉進歩) ヨウ(石田彰) ナルサワ(三木眞一郎) レイ(岩田光央) サライ(保志総一朗 |
ボイス | 有り |
主人公情報 | ナオ ボイス/セリフ無し 常識的/前向きな主人公 |
個別イベント | 有り |
個別エンディング | 有り |
作品の傾向 | 未来が舞台 公式でBL 会話テキストが豊富 |
キャラ傾向 | 八方美人な遊び人(ヨウ) 元気いっぱい熱血少年(エイジ) マイペースな天才肌(カイリ) 厳しくも面倒見のいい教官(ナルサワ) 気分屋なメカニック(レイ) 記憶をなくした少年(サライ) |
感想
宇宙を舞台にしたSFコミュニケーションゲーム。古いゲームなのでシステム面で若干不便な所もありますが、コミュニケーションゲームと銘打ってるだけあり、友情を育む過程が丁寧に描かれています。
主人公は喋らず、選択肢や【喜怒哀楽】4種類の感情を入力する事で、仲間たちの好感度を上げていきます。マックスレベルの恋慕まで好感度を上げると男女問わずデレデレ状態になり、男主人公でも男キャラが頬を染めてデレてくれます。
パートボイスですが個別イベントは全てボイス有りで声優さんも豪華。
どのキャラもデレ期はありますが、イベントの甘さがずば抜けて高いのはナンパ男のヨウです。趣味はナンパ、可愛い子が大好きなヨウは男主人公に対しても可愛いと言いながらフレンドリーに接します。個別イベントはヨウの家族の話がメイン。チャラ男の家庭環境が複雑というのはもはや様式美。
好感度をマックスまで上げてヨウに話しかけるとデレデレの締まりのない顔で「おはよう!君が来るのを待ってたんだ…」と大歓迎してくれます。男主人公のみ一緒にシャワーを浴びるイベントがあったりと、男同志である利点を最大限に活用してるのも好印象。
パラメーターのストレス値が高いと病気で倒れるとお見舞いイベントが発生したり、好感度によって日常会話の相手の反応が変化するなど、細かい作りこみが嬉しいです。
他にも元気系、インテリ系、ヤンチャ系、ヤンキー系、先生など多種多様なキャラを攻略可能。古い作品ですが丁寧に作られているので、一般ゲームでBLのような甘い会話が見たいという方にオススメです。