あらすじ
主人公直枝理樹は、幼馴染である棗恭介、その妹である鈴、同じく幼馴染の井ノ原真人、宮沢謙吾と共に全寮制の学校に通っていた。彼等は昔、何かを悪者に見立ててそれを成敗する正義の味方「リトルバスターズ」を結成し色々な事をしてきた。時に無茶苦茶で考えられない行動をする彼等に巻き込まれながらも楽しく彼らと一緒にいた理樹は、「ずっとこの時が続いたらいいのに」と考えていた。
ある日、3年生である恭介が就職活動から帰って来た。理樹は「リトルバスターズ」の4人に、「昔みたいに何かしよう」と持ちかける。それを聞いたリーダー・恭介は近くに置いてあったボールを拾い上げ、宣言するのだった。「野球チームを作ろう。……チーム名は、リトルバスターズだ!」(Wikipediaより)
製品情報
作品名 | リトルバスターズ! |
公式サイト | 公式サイト |
発売日 | Win:2007年7月27日 PS2:2009年12月24日 PSP:2010年11月25日 Vita:2012年3月22日 PS3:2013年3月20日 Steam:2017年11月1日 Switch:2020年4月23日 |
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
対応機種 | Win/PS2/PSP/Vita/PS3/Steam/Switch |
キャスト | 直枝 理樹(田宮トモエ) 棗恭介(緑川光) 井ノ原真人(神奈延年) 宮沢謙吾(織田優成) |
ボイス | 有り |
主人公情報 | 直枝 理樹 成長型主人公 愛され主人公 一部ボイス有り |
個別イベント | 無し |
個別エンディング | 無し |
作品の傾向 | 学園が舞台 男性向け恋愛ゲーム 寮生活 ストーリー重視 |
キャラ傾向 | 自由人な幼馴染(棗恭介) 筋肉バカ(井ノ原真人) 硬派(宮沢謙吾) |
感想
「野球チームを作ろう。……チーム名は、リトルバスターズだ!」
幼馴染である恭介のひょんな一言から野球チームを作る事になった主人公。ギャルゲーなので基本的に主人公が女の子と出会って良い感じの雰囲気に、というのが基本的な流れで和気藹々とした雰囲気で物語は進んでいきます。
ストーリーの完成度が高く、後半になる程ぐいぐいシナリオに引き込まれていきます。
ギャルゲーではありますが幼馴染メンツの絆が色濃く描かれていて、恭介、真人、謙吾の三人の存在感が異常に強いです。
まず物語のキーパーソンである残念なイケメンの恭介。主人公に対して「好きだぜ」と発言したり、主人公に嫌われてヘコんでみたりするネタキャラ。と、思わせといてここぞという時に熱い男っぷりを見せてくれる、卑怯なほどにおいしいポジションのキャラです。
筋肉バカの真人は常に筋肉の事を考え、ひたすら筋肉筋肉言ってる筋肉バカ。屈強な肉体の持ち主の割に、主人公に無視されると泣いて落ち込む繊細な面もあり、大型犬のような懐っこさも相まって見ていて微笑ましいキャラです。基本的に悪い人間は居ない作品ですが、真人の人柄の良さは群を抜いてます。主人公との絡みは小動物に懐く大型犬のよう。二人揃ってるだけでホワッと癒されます。
謙吾はクールな剣道男子で、恭介・真人と比較すると主人公との絡みは少なめ。作中で印象が二転三転する意外性のある男で、クールだけど意外とメンタルは弱い。幼いころから剣道一筋で生きてきた謙吾にとって、リトルバスターズはバカになれる数少ない居場所で「一番リトルバスターズを愛している人物」として作中でも描かれ、友達のためなら普段のクールさはどこ行ったのかと思うほど、熱く直情的に行動することも。物語終盤に謙吾が男泣きするシーンでは、涙腺をガンガン刺激してくる涙腺クラッシャー。
ネタバレすると感動が薄れるので、まだ内容を知らない方は一切情報を遮断した状態でプレイする事を推奨します。感想を書いてても勝手に情報規制しているので、なんだかふわっとした内容になってしまいましたが、「とにかく面白いから!詳しいことは言えないけど本当に萌えるから!」という熱意だけでも伝われば幸いです。