あらすじ
天仰民族カンタレラに生まれ、伝統を守り伝えること。
繰り返される毎日。
何の価値も見出すことがない日常。――価値ある人生とは?
ジグが選んだ道は親友であるファズとの戦いの末、故郷カンタレラを捨てるということ。
そして、力を絶対的な基準とする組織、戦侯機構バザルタに身を投じることであった。10万人もの戦士たちを擁し、
世のすべてを統べてきた世界最大の組織「戦侯機構バザルタ」。「力」によって絶対的な基準と定める機構が果たすべき目的としていることはたったの二つ。
「最強を決めること」「強き者を育てること」そんな機構の理念を明瞭に象徴するのものが戦士たちを強さによって順位付けする「戦士ランキング」に他ならない。
強き者は地位、名声を得る。弱き者は強き者に従い、制限を受ける。
価値ある人生を求めるジグにとって己の力のみを全てとする機構の単純明快な在り方は、求めるものを手に入れる最も近い道であった。故郷カンタレラを出て、道なき荒野を抜けたその先に機構を中枢に置く、世界唯一の首都・ガンドアは在る。ジグはランキングブローカーのマキス、最弱ランカーのポッドの助言を受けて機構の本部へとたどり着く。(公式HPより)
製品情報
作品名 | ラストランカー |
公式サイト | 公式HP |
発売日 | 2010年7月15日 |
ジャンル | RPG |
対応機種 | PSP(ダウンロード版有り) |
キャスト | ジグ(神谷浩史) ファズ(中村悠一) マキス(羽多野渉) タイロン(安元洋貴) |
ボイス | 有り |
主人公情報 | ジグ 天然クール 愛され主人公 |
個別イベント | 有り |
個別エンディング | 無し |
作品の傾向 | ライバル関係 幼馴染 |
キャラ傾向 | 正義感あふれる親友(ファズ) |
感想
普段仲間と共に戦うゲームしかやってなかった為、戦闘で大大大大苦戦!
けれど苦労に見合うだけの萌えはあったので、エンディングではかつてない程の達成感を味わえました。
ストーリーは序盤と後半が駆け足気味でしたが、主人公のジグが新米ランカーからトップランカーに成り上がるまでのサクセスストーリーで、サブイベントなしの一本道シナリオではありますが、押さえるところはしっかり押さえてて、追いかけるのが楽しいシナリオでした。
主人公のジグと幼馴染のファズが、故郷のカンタレラでタイマンしている所から物語は始まります。伝統を守り、儀式を繰り返す生活に未来を見いだせず、カンタレラを去る事を決めたジグ。集落の族長であるファズは故郷に留まることを選び、親友とのお別れバトルを繰り広げます。
序盤から熱い男、最初からクライマックスのテンションのファズ。真面目で友達思いの良い奴なのですが、誤解の果てにジグと敵対関係となってしまいます。敵対して以降のファズはちょっとヤンデレっぽくて、そこがまたいい味出していました。
激戦を経てファズは力尽き…、なんて事は無く。無事和解した後にぴんぴんした状態でジグの助太刀に入ります。
そして、敵をバッサバッサと倒しつつ繰り広げられる、ヒロインとファズによる「ジグの一番の理解者は俺(私)だ!!」対決。
幼馴染のファズが、ジグの一番の理解者ポジションを譲れないのは分かりますが、ヒロインにすら対抗心を抱く姿勢、嫌いじゃないです。
全体的にファズがやりたい放題に主人公ジグとのフラグを立てていきますが、他にもタイロン、ハース、リド、マキス等魅力的な男性キャラが多数。でもファズが濃すぎて若干霞み気味…。
しかも、このゲームは強制的にファズエンドとなります。誰と仲良くしようと、女性キャラと良い雰囲気になろうと、そんなフラグを全て無視してエンディングは自動的にファズと一緒に旅立ちエンド。
ファズから始まりファズで終わる。始まりから終わりまで幼馴染のファズが良い意味で出張っている、素晴らしきニアホモゲーでした。