あらすじ
いにしえの大陸に、「アルフヘイム」と呼ばれる神の地が存在する。
かつて、この世界で栄華を誇った竜たちが滅びてから、長く時は流れた。
竜の魂は結晶化して、世界に散らばっていた。
しかし、あるときドラゴンの生存が確認される。彼の名は“煌竜イルバーン”。
失われた竜の力を求めて、帝国軍や教会勢力、
そして竜に仇なす者“ドラゴンスレイヤー”が動き始める。
彼らの手からドラゴンを救ったのは、ひとりの“少女”だった。
やがて“竜の奏者”と呼ばれる戦士たちがドラゴンのもとに集う。
ドラゴンの脳裏に、幼いころ傷ついた自分を助けてくれた“少女”の記憶が蘇る。それは、運命の再会だった。ドラゴンと少女を巡る、美しくも切ない物語が奏でられる。
製品情報
作品名 | シャイニングレゾナンス |
公式サイト | 公式サイト |
発売日 | PS3:2014年12月11日 【リフレイン】 PS4:2018年3月29日 Switch/Steam:2018年7月12日 |
ジャンル | RPG |
対応機種 | PS3/PS4/Switch/Steam |
キャスト | ユーマ・イルバーン(島崎信長) アグナム・ブレットハート(宮野真守 ) レスティ・セラ・アルマ( 中村悠一) |
ボイス | 有り |
主人公情報 | ユーマ・イルバーン 気弱主人公 成長する主人公 |
個別イベント | 有り |
個別エンディング | 有り |
作品の傾向 | ファンタジー ライバル関係 相棒関係 |
キャラ傾向 | 面倒見のいい兄貴分(アグナム) クールで冷静沈着なシスコン(レスティ) |
感想
シャイニングシリーズの10周年記念タイトル。”竜と奏でるRPG”という名の通り、今作は竜と歌がキーとっています。ストーリーは弱気な主人公がメインヒロインのソニアに救われ、仲間や町の人々と触れ合い成長する王道展開に、うっすら厨二要素を足して二で割った感じ。所々急ぎ足な展開はあるものの、満遍なくキャラにスポットが当てられ敵サイドにも物語があって、丁寧に作ろうという気概はビンビン感じます。
音楽とグラフィックに関しては文句なし。特にグラフィックはキャラデザをそのままポリゴンにしました!と言わんばかりのクオリティ。ストーリーや戦闘にも絡むルーンソングは、ぶっちゃけキャラソンの域を超えない感じですが、OPの曲とBGMはどれも世界観とマッチしていました。
個別イベントはナイトイベントとデートイベントの二種類あります。ナイトイベントは好感度上げ用のランダム会話。デートイベントは二人で町を巡り、デートの最後にキャラの背景を垣間見える会話が発生。おそらく個別イベントとしてはデートイベントがメインな感じですが、ナイトイベントの方も侮れません。というのも、ナイトイベントでは好感度によって、主人公が話しかけた時の反応が変化していきます。おそらく三段階で変化していて、感覚的には普通→好き→めっちゃ好きという感じ。この、相手の受け答えの変化で「あ!好感度上がった」と分かるシステムはときメモを彷彿とさせます。ちなみに好感度による会話の変化はデートイベントにもあり、もちろん!女性陣だけではなく、男性陣の受け答えも変化していくので安心してください。
男性加入キャラはアグナムとレスティの二人。残念ながらマリオンは女でした…チッ!!
アグナムはフレンドリーで頼れる相棒、レスティは一歩離れたところから見守る保護者ポジション。熱血とクールとタイプの違う二人ですが、好感度を上げるとデレまくる点だけは共通しています。デートイベントはそれぞれの性格が出てて面白いです。アグナムの時はぶらぶら~っと散歩してる感じだったのに対し、レスティのデートイベントは社会科見学。デートイベントの誘い文句も好感度によって変化してて、本当に細かく作りこまれてるな~と感じました。
最近の親切設計なゲームに慣れていると不便に感じる点も多々あり、しっかりレベル上げをしないと難易度を下げても大苦戦するので、サクサクとクリアしたい!という方には不向きな作品だと思います。キャラやストーリーは文句なしの出来なので、時間をかけてゆっくりとRPGをプレイしたい方におススメです。