ラジアントヒストリア

あらすじ

大規模な砂漠化が進み、残り少ない土地を巡っての戦乱が繰り広げられているヴァンクール大陸。東の大国・アリステルの情報部で屈指の実力を誇るストックは、ある任務で敵軍の追跡を振り切ることに失敗し、絶体絶命の窮地に立たされる。同行していた仲間たちは彼を逃がそうとして命を落とし、彼もまた生死の境をさまよう。しかし、任務の直前にお守りと称して渡されていた「白示録」が光を放ち、ストックは過去に戻る力を授かる。
白示録の力で過去をやり直して死ぬはずであった仲間を救い、窮地から生還した彼は、案内人を名乗る双子の少年少女から、その力を使い、戦乱の中で砂漠化していく世界を滅亡の未来から救うことが、白示録の所有者に与えられた使命であることを聞かされる。
ストックはこの力で時間を行き来し、国を渡り歩き、親しい人物の死を回避していくことで仲間を集め、世界の滅亡という一国の問題に留まらない問題を回避するために奔走する。その中で彼は、白示録と同等の力を秘めたもう一冊の書物「黒示録」を操って歴史を破滅へと導こうとする謎の存在と敵対することになる。敵の正体、それは白示録の秘密、白示録をストックに託した人物であるハイスの意図、そしてストック自身の素性の秘密といった謎にも関わることであった。

製品情報

作品名 ラジアントヒストリア
公式サイト 公式サイト
発売日 DS版:2010年11月3日
3DS版:2017年6月29日
ジャンル RPG
対応機種 DS/3DS
キャスト ——
ボイス 無し
主人公情報 ストック
ボイス無し主人公 朴念仁 無口で冷静沈着
個別イベント 無し
個別エンディング 無し
作品の傾向 時間移動(タイムトラベル)
死亡フラグをへし折るRPG
重厚な世界観 魅力的なおじさん
キャラ傾向 謎多き上司(ハイス)
獣人のおっさん(ガフカ)
戦友(ロッシュ)

感想

砂漠化が進む大陸で、ヒストリアという不思議な空間と不思議な力を使い、主人公ストックが死亡フラグをへし折り続ける物語。
二つの世界を行き来しながら、世界を救うという設定自体が面白い上、主人公はイケメン・真面目・有能・優しいとハイスペックな性能な持ち主で、プレイするのが非常に楽しかったです。ストーリーは骨太かつ重厚。戦闘はやや難易度が高いですが、慣れれば沢山の敵を一気に撃破出来たりと、程よい歯ごたえと爽快感が味わえます。

どのキャラも、最終的にはほぼ全員がストックに好意的に接してくれるようになり、それぞれがストックの実力を認めたり、尊敬してたりするので萌え所は多々あります。
ロッシュは主人公の親友であり、ストックの事を常に気遣ってくれます典型的な相棒キャラ。事あるごとにストックの事を心配してくれるので萌えポイントは高めですが、ゲーム中で女性キャラと相思相愛になりますので苦手な方はご注意下さい。

ハイスは公式で外見を見た時にはこんなに萌えるとは予想もしていなかった伏兵。外見は鼻の長いおっさん(もしかして:イゴール)ですが、ある意味ストックを誰よりも思っているキャラクターで、ストックに対してのみヤンデレ属性を発揮する素晴らしいおっさんでした。

ガフカはプルート族という獣人の武人で、毛並みが素晴らしいもふもふしたくなるおっさんです。ストックを「あかいの」と呼ぶ所に愛らしさを感じます。ロッシュ、ハイスよりは主人公との関わりは薄いキャラですが大好きです。

主人公のストック以外でイケメンと呼べるキャラは多くありませんが、私の大好きな渋いおっさんが盛りだくさんで、おっさん萌えは十分出来て大満足。とにかく主人公がクール!イケメン!強い!優しい!とハイスペックにも程があるキャラで、主人公にイラつく事は一切ありませんでした。だからこそ、男女問わず色んなキャラが引き寄せられるのも納得できます。唯一の欠点はガタガタガタガタ!!と、足音がうるさい事。※リメイク版では静かになりました。

上記以外のキャラでは主人公を尊敬する部下や、男気あふれる王様なども魅力的でした。
特定の条件を満たすと主人公の部下であるレイニーと良い感じになりますが強制でない上、描写もあっさりめ。なによりこのイベント時の主人公の反応が、THE・朴念仁という感じが全開で中々に面白いので一見の価値あり。

魅力的なおっさんキャラが多いので、おっさん好きの方にオススメです。