ルミナスアーク3アイズ

あらすじ

―妖精来襲。世界は、魔法騎士“マギ”に託された。―
聖バルディア王国により、世界は統治され人々が平和に暮らしていた。人々はかつて世界を救ったという聖魔女シヴィルと伝説の騎士アーノギアを讃え、そして、魔法の力を使える素質をもつ者はマギの騎士と呼ばれ、賞賛と羨望の的であった。しかし、世界に妖精という災厄が舞い降りた。戦いが、人を、世界の全てを変えようとしていた。 主人公レフィはマギの騎士に憧れ鍛錬に励む少年。妖精フェリシアに襲われた人々が生活するレスト聖会に住んでいた。ある日、レスト聖会を突然フェリシアが襲撃する。戦火のさなか、幼馴染の少女リリがフェリシアに襲われ瞳狩りに会い、レフィはマギの騎士として覚醒する。 フェリシア襲来から数ヵ月後、レフィは、ウルガルド魔法学院に編入してくることとなる。マギの騎士となり、妖精を討つために。そこには、沢山のマギ候補生と、既にマギの騎士に覚醒した者たちがいた。学院の中で仲間と共に日々鍛錬に励むレフィ。しかし、妖精フェリシアの再襲来によって、学院生活を送りながら、戦う運命を背負わされることになった。

製品情報

作品名

ルミナスアーク3アイズ

公式サイト 公式HP
発売日 2009年12月10日
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 DS
キャスト レフィ(小野大輔)
グレン(杉田智和)
ディーノ(中村悠一)
ボイス 有り
主人公情報 レフィ
愛され主人公 大食い
個別イベント 有り
個別エンディング 有り
作品の傾向 学園が舞台 変身シーンあり
男性キャラがヒロイン
BLを匂わすネタ有り
キャラ傾向 男ヒロイン(グレン)
クーデレ(ディーノ)

感想

魔法の力を扱う『マギ』となった主人公と仲間が繰り広げる学園シミュレーションRPG。戦闘の難易度は低いですがレベル上げが面倒なのが難点。音楽はOPが抜きんでて良いですが、全体的にクオリティは高め。特に変身シーンの音楽はとってもスタイリッシュ。

ストーリーは全体的に王道な展開が続きますが、後半になるにつれて男性キャラの活躍っぷりが激しくなってきます。公式HPを見る限り巨乳美少女と戦う、ギャルゲーっぽい雰囲気漂うゲームですが、実際は予想以上にニアホモ、というよりガチホモでした。

本編でメインヒロインのような役割を果たしたグレン。メインストーリーでは比較的まともだったのにエピローグでやらかしたディーノ。男性パーティーキャラ三人中二人が色んな意味であらぬ活躍をしています。

グレンは主人公の幼馴染。友達思いで生真面目な優等生です。風呂場で真っ裸で主人公にマッサージを施すなど、所々過剰なおもてなしはしているものの、基本的には優等生です。そんなグレンですが、ストーリーが進むと闇落ちしてしまい、それを主人公に救われ、多数の女性キャラを差し置きヒロインポジションに収まるという偉業を成し遂げてくれます。とある事情で秘密を抱える事となった主人公。その秘密をただ一人知り、密かに気遣い支えるグレン。どう見てもヒロインです本当にありが(ry

ディーノはパッケージの表面にすら描かれてない脇役、と思いきやラストに爆弾を投下する恐ろしい伏兵でした。アシュレイという勇ましい女性キャラに仕え、身を挺して守る孤高の騎士。お嬢様命!の筈だったんですが、口を開けば故人であるアシュレイの兄自慢が炸裂。好感度を上げると主人公の事を認め『アシュレイの兄と似てる』と言いながらデレ始めます。お嬢様命という設定だったディーノですが、おそらくお嬢様の兄命の誤植だったのでしょう…。ディーノは個別イベントや終盤のイベントでも美味しい展開はちょいちょいありますが、ガチホモの本領が最大限に発揮されているのはエピローグです。エピローグの際に表示されるイベントCG、恐らくBLゲームのイベントCGに紛れていても違和感が無いレベルです。むしろ一般ゲームのイベントCGに紛れてる事に違和感を感じます。

本編中はグレン、個別エンドではディーノと、男性陣の活躍ぶりは目を見張るものがあります。細かい粗はあるものの、プレイしやすい可愛い世界観のシミュレーションRPGなので、一般ゲーでとにかくホモ臭いのがやりたい!という方にお勧めです。