アニメ

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス

これだけ面白い要素が揃っているのにどうしてこうなった…、と絶望感すら抱いたゲーム。その名もテイルズオブゼスティリア。
正直このゲームのアニメ化の情報を見た時は「正気か!?」などど大変失礼な感想を抱きました。でも、プレイした時の事を思い返すと、プレイヤーを酔わせる気満々のカメラワーク、ヒロインだと思ったらヒロインじゃなかったアリーシャ、共感出来ない主人公パーティーの行動・言動、というネガティブなものばかりなのも事実…。正直良かった点は序盤のストーリーと音楽くらいしか思い出せないという、久しぶりに心からがっかりしたゲームでした。

そんなゲームのアニメ化。果たしてどんな代物が出来上がるのか…!?と戦々恐々しながら録画予約をセット。なんとなく見る気が起きず録画データだけが溜まっていましたが、ふと思い立って一期を取り合えず見てみましたところ…。

あ の 原 作 を よ く ぞ こ こ ま で ! !

という感動で胸がいっぱいになる程、もの凄ーく面白いアニメに仕上がっていました…!
原作を途中までプレイした身としては、正直面白いなんて言葉じゃ足りません。小一時間褒めちぎりたい位のクオリティのアニメです。作画良し、戦闘シーンもぬるぬる動く、大迫力のCGといった、技術的な部分も文句なしの出来ですが、それ以上にシナリオの出来が素晴らしいです。
主人公がきちんと主人公の役割を果たし、ヒロインも主人公とは違う所できっちり活躍し、壁にぶち当たったら仲間に支えられつつをそれを乗り越える…。シナリオの良いところを挙げてみると、至って王道な少年漫画のテンプレのようなものばかりですが、これらは全て原作ゲームに私が求め、そしてことごとく裏切られた要素でもあります。
アニメ版はゲーム版のシナリオを大幅に変更していますが、正直アニメ版のシナリオでゲームをリメイクしてくれたら迷わず買うレベルの良改変っぷり。ゲームでは「細けぇこたぁいいんだよっ!」と言わんばかりのごり押しで押し進んでいた場面も、視聴者が納得のいくようにそれはもう丁寧に、きっちりしっかり補完してくれていました。
ゲーム版の主人公スレイは、正直何がしたいのか分からない主人公でしたが、アニメ版のスレイさんは主人公し過ぎてて呼び捨てするのも躊躇うほど尊いです。二期でゲームの内容すべて網羅するのはさすがに無理があったようで、後半駆け足気味でしたが、ラスボスに今までの敵味方が力を合わせて挑む!みたいなお約束の熱い展開があったりで、個人的には大満足の内容となっていました。

鋼鉄三国志

三国志の登場人物と世界観をベースにした伝奇アクション。主人公を筆頭に登場人物が総じて美形、そして男だらけという明らかに私たちのような人種をターゲットにしたアニメです。

このアニメを見ていてまず驚いたのは声優の豪華さ。普段主役級キャラを演じている声優さんのバーゲンセール状態。一部キャストはここでも載せていますが一度ウィキなどで確認して見てください。もちろん、凄いのはそれだけではありません。というより声優さんの豪華さで驚いている場合じゃありません。

このアニメの最大の注目ポイントは登場キャラ全員がやたらホモ臭い。これに尽きます。一応このブログはニアホモ要素のある作品を紹介する、というコンセプトでやってるのでホモ臭いというのも当然といえば当然。見ているこっちも濁ったフィルターを通して見ているわけですから。
ただそれにしたって鋼鉄三国志のホモ臭さは異常です。

男三人の三角関係は標準装備。男が男に対して膝枕、頭を撫でる、優しく抱きしめるなんて行為が当たり前の凄い世界です。男同士が至近距離で見つめ合ってる場面からスタートするオープニングを見ておお、なんかホモ臭い!なんて心を躍らせていた私は甘かった。本編の威力はそれ以上でした。

登場人物はそれぞれに尊敬、敬愛する人物が居て、その人の為に奮闘しています。主人公の陸遜も例外ではなく、両親をなくした自分を引き取り育ててくれた師匠(孔明)を「師は私の全て」と言い切る程に盲信しています。そんな厚い信頼を陸遜から寄せられている師匠。かなりの問題児というか小悪魔というか。終盤まで何考えてるんだかさっぱり分からない非常に難しいお方でした。味方だと思ってたら急に悪い顔になって極悪非道を繰り返す師匠。
孔明の画策によって次々と死んでいく仲間たち。
陸遜( ゚д゚)ポカーン
見ている私も( ゚д゚)ポカーン

こんなの絶対おかしいよ状態で物語は進み、最終話でやっとネタばらし。
専門用語満載で説明しても意味不明だと思うので要約しますと
不思議な玉によって陸遜は「究極の光」孔明は「究極の闇」に選ばれます。
→世界が滅びるレベルの災いが地球に向かってくる
→その災いを取り除けるのは「究極の光」である陸遜だけ。でもレベルが足りない
→陸遜のレベルを上げるには「究極の闇」である孔明が壁となってそれを乗り越えさせるしかない
→陸遜を育てるために孔明は悪行三昧を繰り返す

要するに、孔明は陸遜(と世界平和)のために自ら悪の道を進んだ、というが真相。陸遜への愛情や世界を憂う気持ちは間違いなく本物だったのにも関わらずそれらを守るためには例え誰に恨まれても自分が極悪にならなければいけない。改めて考えてみると孔明のポジションが切なすぎ(´;ω;`)ウッ…

更に、その真相が明らかとなり陸遜と和解したのも束の間、孔明を「究極の闇」に選んだ玉璽に孔明は取り込まれ、身体はどんどん消えていって消滅しそうになります。世界を守るために恨まれ役を買って出て、愛弟子とやっと和解したと思ったら即死亡。不憫ってレベルじゃねーぞ!!というあまりの欝展開に遂に彼がキレました。
そう、「師は私の全て」の主人公・陸遜です。
孔明が悪の道に進む原因であり、孔明を今まさに取り込もうとしている玉璽を「こんなものいらない」と自らの体に取り込みます。陸遜が玉璽を取り込んだことで孔明の身体は元に戻りますが、今度は陸遜の身体が玉璽の力に耐え切れず。仲間に囲まれ、孔明の胸に抱かれて、陸遜は笑顔で消滅してエンドロール。

この時の陸遜が本当に嬉しそうに笑ってるので切なさは倍増。自分の死の恐怖より孔明を助けられたことの喜びの方が強かったのか。陸遜は孔明のために、孔明は陸遜のために。お互いがお互いのために行動しているのに最後まで噛み合わなかった二人の関係が切なくて切なくて、これが切な萌えってやつなんでしょうか。

個人的に主人公死亡エンドって苦手なんですが、この作品に関してはこの終わり方の方がしっくりくるというか、意外性があって良かったと思います。更に26話では陸遜の死から三年後の世界が描かれており陸遜の弟分だった凌統がかなりイケメンに成長した姿を拝むことができます。
この記事では孔明のことばかり語っていましたが凌統も中々の陸遜信者で、26話は陸遜の死を未だに受け入れられない凌統の苦悩が描かれています。孔明も出番こそありませんが、陸遜の墓に花を供えてるっぽい描写があったので満足。

長々と書きましたが、鋼鉄三国志面白かったです。
色々ツッコミどころ満載ではありますは男同士の絆は十二分に堪能できましたし陸遜と孔明の切なすぎる関係性は、未だに後を引きずってる位に萌えました。

健気な主人公が好きな方、切な萌えしたい方に是非オススメしたいアニメです。

巌窟王

小説『モンテ・クリスト伯』を原作としたアニメ作品。
服や背景が独特かつ鮮やかな色彩なのが特徴的。
主人公であるアルベールが謎めいたモンテ・クリスト伯爵と出会う事から物語はスタート。
主人公の親友であるフランツがとにかくすごいです。
序盤から思わせぶりな発言の多いフランツでしたが、中盤では更にとんでもないことに。
アルベールの成長とフランツの活躍は必見。

PEACE MAKER 鐡

主人公の市村鉄之助は、自身を鍛えるために新撰組の門を叩いた。
あれこれ揉めた末、新撰組副局長・土方歳三の小姓となり、新撰組の隊士達との交流を深めていく。
スタイリッシュな新撰組メンバーと主人公の掛け合いがとても面白いです。
子犬のような主人公とクールな山崎烝の友情は感動しつつ萌えました。
主人公と過保護な兄との複雑な関係にも萌え。

ヒートガイジェイ

近未来都市ジュドを舞台に、都市安全管理局中央司令部特務課準職員という
やたら長ったらしい肩書きの主人公ダイスケと相棒のジェイが大活躍する話
相棒のジェイはアンドロイドで見た目は巨大な渋いオジ様、そしてめちゃ強い
主人公のダイスケ含め全体的に気障な台詞をサラっと言うキャラが多く
そんな気障な台詞が妙に似合う、渋いながらも熱いストーリー展開が魅力的です
キャラデザが濃いので抵抗を感じる方も居るかもしれませんが大丈夫です
ニアホモ的に美味しい展開満載で、最初の抵抗感なんていつのまにか吹っ飛びます
オススメキャラは全キャラ、と言いたくなるほど主人公ダイスケと男性キャラの絡みが濃いです
兄弟愛、コンビ愛、友情、ライバルと多方面の萌えニーズに答えてくれる作品

その中でもオススメは主人公ダイスケの相棒であるジェイと謎の美青年ボマ
ジェイはダイスケのピンチには必ず駆けつける、まさにヒーローです
ダイスケを庇う時には両腕で包み込むように抱きしめてるジェイはまさに紳士
また、ダイスケと離れ別のキャラと行動した際には
「ダイスケは有能だ、俺を最大限に活かしてくれる」
と惚気の様な台詞を吐き、本人の居ないところでデレを見せてくれます
アンドロイドと人間の友情が主軸となっているのでジェイ関連では萌えが尽きません

ボマは度々ダイスケの前に現れては手助けしてくれる謎の美青年
無表情でクールなボマですがダイスケとジェイの二人と触れ合い
最終的にはダイスケに攻略され仲間として行動を共にする事になります
ボマも相棒ジェイに負けず劣らずダイスケのピンチには駆けつけ助けてくれます
ボマがメインのストーリーはボマのトラウマをダイスケが克服させるという
非常に美味しいストーリー展開なのでオススメです
クールで美形なボマですがクールに面白い事をやらかす所も魅力的

その他にもダイスケの兄のシュン、ダイスケに敵対心を抱くクレアなど魅力的なキャラ多数
ストーリーも後半の展開は萌えと燃えのオンパレードで非常に面白い作品です

 

つり球

自称:宇宙人のハルと出会った事をきっかけに、主人公ユキが立派な釣りバカに成長していく青春アニメ。
釣りを楽しみ、友情を育み、青春を謳歌し、最後には地球の危機も救ってしまう盛り沢山な作品です。

主人公のユキは、序盤は完璧なるコミュ障で人に注目されると緊張してしまい上手く喋れない、緊張すると般若のような顔になる。
その顔を怒っていると誤解され、周囲の人間からは一歩引かれてしまう。
そんなユキですが、宇宙人のハルと出会い、釣りをするようになってからめきめきと人間的に成長していきます。
無理やり釣りの先生として担ぎだされたクラスメートの夏樹とも、序盤こそ険悪な関係でしたが、ハルに巻き込まれつつ不器用ながらも頑張るユキの姿に夏樹もほだされ?最終的には面と向かって喧嘩できる対等な友人・親友へと関係が変化していきます。
謎多き転校生のアキラも、ふざけた格好に似つかわしくない複雑な立場にいて、そんな自身の立場に迷いつつも、釣りを通じて交流を深めた4人への友情を大切にし友人のために戦う漢前です。
個人的にハルは電波っぽいキャラ設定で受け入れがたかったのですが、終盤の展開で評価がガラリと変わりました。電波系が唐突に真面目になるギャップ萌え。声優さんって凄いなと感じた瞬間です。

この作品にはヒロインっぽい女の子こそ居ますが、出番は序盤のみで中盤以降は名前のあるモブのような扱いになってしまいます。
ぶっちゃけそういったヒロイン要素は主人公のお祖母ちゃんが全て掻っ攫っているので、ある意味ヒロインは主人公のお祖母ちゃんかも…。恋愛要素が全くなく、友情と釣りのみに焦点を当てている点もニアホモ好きには有難い作品であると思います。

せんせいのお時間

童顔・幼児体型な高校教師「鈴木みか」と彼女の勤務する高校に通う、個性的過ぎる生徒たちの学園コメディアニメ。
一見ロリコン趣味の方向けの作品に見えなくもない今作。それがとある一人のキャラによってニアホモ度がぐんと跳ね上がるとんでもない事に。

とあるキャラこと工藤雄一。この作品のニアホモ要素のほぼすべてが工藤に凝縮されています。
成績優秀かつイケメンとハイスペックな工藤ですが、実はホモで同級生の末武が大好き。
高校入試の際に末武に一目惚れ、成績優秀なのにも関わらず末武への恋心故に試験に集中できず、ぎりぎりで現在の高校に合格する。その位末武が大好き。
末武の生足に鼻血を吹いたり、隙あらば末武と密着しようとする。その位末武が大好き。
でもそんな工藤の情熱的な愛は、末武には全く伝わっておらず大抵の場合
「面白いやつだなお前」というセリフで流されます。
残念なイケメンとはまさに工藤にぴったりの言葉ではないでしょうか。
基本的にホモネタはギャグとして使用されているのでギャグホモが苦手な方は要注意。
まあこの作品自体、ギャグばかりなのであまり気にならないかと。

一般作品でホモキャラが大ハッスルしているのが見たい方
一途なホモが見たい方におすすめです。