大逆転裁判

あらすじ

――歴史的な“開国”から数十年。
文明開化の大号令のもと、極東の島国に…まさに今、西洋文化の大波が押し寄せていた。活気に満ち溢れる帝都の民は“変化”“革新”の熱気にむせかえり、その“変化”に戸惑うものも飲み込んで、時代は大きなうねりの中にあった。
…そして、今。
そんな時代を舞台にひとつの“物語”が幕をひらく。

製品情報

作品名 大逆転裁判
公式サイト 公式サイト
発売日 2015年7月9日
ジャンル 法廷バトル
対応機種 3DS
キャスト 成歩堂龍ノ介(下野紘)
亜双義一真(中村悠一)
シャーロック・ホームズ(川田紳司)
バロック・バンジークス(津田健次郎)
ボイス 有り
主人公情報 成歩堂龍ノ介
法廷パートのみ一部ボイスあり
お人よし/巻き込まれ主人公
個別イベント 無し
個別エンディング 無し
作品の傾向 大正が舞台 謎解き 個性的なキャラクター 二部作
キャラ傾向 主人公の親友(亜双義一真)
迷探偵(シャーロック・ホームズ)
ライバル検事(バロック・バンジークス)

感想

逆転裁判の過去編となる大逆転裁判ですが、逆転裁判をプレイしていなくても問題はありません。一応注意点として、大逆転裁判1と2は内容が繋がっており、1で散りばめた伏線を2で一気に回収!という手法を取っているので、プレイする際は1と2をまとめて買ってしまった方が良いと思います。

内容や萌えたポイントについて、今作に関してはネタバレ無しの方向で行きたいので、詳細は省きますが、萌えはがっつりあります!それだけは声を大にして言いたい!!友情!相棒!ライバル!と美味しい要素がてんこ盛りで詰まってます。

良かった所は沢山ありますが、特に良かったのはシナリオと音楽とキャラクターの三点。
シナリオは1作目から散りばめていた伏線を、二作目の後半で怒涛の勢いで回収していくのが、ものすっごい熱い!逆転裁判1~3を彷彿とさせるストーリー展開は、過去作ファンにも嬉しいポイントでした。

そしてその熱いシナリオを彩る音楽。これも本当に素晴らしかった!特に法廷BGMは今までのシリーズの中でも一番のお気に入り。それ以外のBGMも舞台のイメージに沿ったものばかりで、久しぶりにサントラを買いたいなと思いました。ゲーム音楽はさほど重要視していない私ですが、今作は耳に残る音楽は非常に多かったです。

キャラクターは、シナリオが不完全燃焼で微妙だった1をプレイしていた時にも魅力的だなと思っていましたが、2では更に株を上げてストップ高です。1は本当に序章に過ぎなかったんだな…、と改めて感じました。1と2で印象がかなり変わったキャラも多く、最終的には殆どのキャラに愛着が沸きました。
個人的にMVPをあげたいのは主人公の成歩堂龍之介。なにはともあれ外見と声が最高にイカしてます。短髪童顔で学ランキャラでCV:下野さんなんて、ビジュアルと声だけで星3つです。
お人好しの巻き込まれ体質で、クセの強いキャラに振り回されてるナルホド君を見ているだけで幸せな気持ちになります。情けない所もあるけど締める所はバッチリ決めてくれるので、主人公らしい主人公で非常に好感の持てるキャラクターでした。

ネタバレなしで語れるのはここまで。他のキャラクター語りをするには、どうしても物語の核心に触れなければならず、ストーリーメインのゲームでネタバレは致命的なので自重します。
2作で完結するゲームなので、財布には優しくないですが、シナリオ・キャラクター・グラフィック・音楽、すべてにおいて高水準な作品なので、気になってるならば買いだと思います。