あらすじ
何者かによって封印を破られた”呪言花札”と呼ばれる紙片を回収するために、新宿・鴉乃杜學園に転校してきた主人公。
転校してきた矢先に幽霊騒ぎが起こり、仲良くなった同級生達と共に幽霊の出現場所を調査すると、そこに怪しい洞窟”洞(うる)”を発見するのだが…。 (Wikipediaより引用)
製品情報
作品名 | 東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚 |
公式サイト | 公式HP |
発売日 | 2010年4月22日 |
ジャンル | 学園ジュブナイルADV+RPG |
対応機種 | PSP |
キャスト | 雉明零(浜田賢二) 壇燈治(間島淳司) 鍵(井上和彦) 宝方蒐(梶裕貴) 香ノ巣絢人(中村悠一) 鹿島御霧(寺島拓篤) 鬼丸義王(杉田智和) |
ボイス | 有り |
主人公情報 | 七代千馗(しちだい・かずき 名前変更可) ボイス/セリフ無し 愛され主人公 身長・体重その他詳細プロフィール設定可能 |
個別イベント | 有り |
個別エンディング | 有り |
作品の傾向 | 学園が舞台 個性的なキャラクター |
キャラ傾向 | 硬派で昔気質な相棒(壇燈治) 無口で謎の多い同僚(雉明零) 四角マニア(宝方蒐) 眉目秀麗な情報屋(香ノ巣絢人) 鬼印盗賊団の軍師(鹿島御霧) 鬼印盗賊団のボス(鬼丸義王) |
感想
九龍妖魔学園紀のシステムを採用し、和風にアレンジしたアドベンチャーRPG。顔グラなし、セリフなしの無色透明主人公で、身長、体重、出身地まで自由にカスタマイズできるのは九龍と同様。感情入力システムや、好感度によって変化する人物相関図、基本的な戦闘システムなども引き継がれています。九龍プレイ済みの方はすんなりプレイできるし、九龍未プレイの方でも、ストーリー的なつながりは一切ない完全新作なので、問題なく楽しめる作品となっています。
ストーリーは笑いと燃え要素が要所に散りばめられてて、概ね楽しめましたがラストのオチが若干弱かったかなーと。各キャラ毎のエピローグなど無く、あっさり終わってしまった感じがして少し勿体なかったです。それでもラスボス戦はBGM効果もあり燃えましたが。音楽は和風テイストで素晴らしいですが、オープニングの曲だけは看過できないクオリティとなっています。
ニアホモ度はメインキャラから脇役まで総じて高め。というより、男性キャラのほぼ全員がオススメ出来るという、ありがたーい作品です。一部男性キャラと一緒にお風呂に入るイベントもあり、肌色の立ち絵もばっちりあります!
雉明零は物語のキーパーソン。無口であまり感情を表に出さないCOOLガイ、と思いきや、実際はちょっと天然の入った主人公に懐くワンコ系男子でした。諸事情により出番は少なめですが、打ち慣れてない愛らしいメールをちょこちょこ送ってきて、美味しいところはちゃっかり持っていく、やる時はやる男です。
鬼丸義王は典型的な不良キャラでですが、愛すべき馬鹿担当。所謂ネタキャラポジション。主人公とは敵対する立場の義王ですが、ライバルポジションなので実際は最も主人公と熱い青春を謳歌しています。主人公とタイマンで勝負した後に仲間になる、という展開は非常に熱く燃えました。
鹿島御霧は上記の鬼丸と共に『鬼印盗賊団』という物騒なチームを結成している、クールなインテリ眼鏡。というのは仮の姿でこちらもネタキャラ担当。鬼印盗賊団はネタキャラの集いなのでしょう。行動記録という簡易キャラ紹介で「鬼畜眼鏡」と表記されていますが、実際はクリスマスに腹巻きをプレゼントしてくれるオフクロ眼鏡でした。
他にイケメンドMな香ノ巣絢人、主人公の相棒の壇燈治、紙袋を装備した可愛らしい後輩宝方蒐等など、キャラの濃さに関してはずば抜けている作品です。
終盤それまで選んだ選択肢によって特殊な会話が発生し、それが個別イベントっぽい感じになっています。男女共に主人公にデレデレな会話が繰り広げられますので、是非とも全キャラ見ていただきたいところ。基本的に主人公を中心にストーリーが展開し、主人公の危機を仲間総出で回避するという萌えイベントもあるため、愛され主人公のゲームがやりたい方は、とりあえずこれやっとけば間違いないです。