サモンナイト

あらすじ

主人公は、名もなき世界の「ニッポン」という場所に暮らす高校2年生。高校生活をそれなりに楽しみながらも、物足りなさと漠然とした将来への不安を感じていた。
下校途中、誰もいない夕暮れの公園で主人公は助けを求める悲痛な声を聞いた。その瞬間、主人公はまばゆい光に包まれ意識を失ってしまう。主人公が意識を取り戻すと、そこは今までいた公園ではなく、全く見覚えのない場所だった。地面に描かれた奇妙な図形と、周辺に横たわる数多くの死体。混乱した主人公はその場から逃げ出し、荒野を当てもなくさまよっているうちにとある街にたどり着いた…。

製品情報

作品名 サモンナイト
公式サイト 公式HP
発売日 PS:2000年1月6日(アーカイブスあり)
DS:2008年4月24日
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 PS/DS
キャスト ソル(森川智之)
キール(檜山修之)
ガゼル(石塚堅)
ボイス 有り
主人公情報 ハヤト/前向き主人公
トウヤ/クール主人公
どちらもボイス無し
個別イベント 有り
個別エンディング 有り
作品の傾向 ファンタジー 異世界召喚 相棒
キャラ傾向 感情を表に出さない物静かな少年(キール)
根は優しい少年(ソル)
孤児達のリーダー(ガゼル)

感想

サモンナイトシリーズの記念すべき第一作目。
システムや操作性は良いとは言えませんが、そこは古いゲーム故のご愛嬌という事で。男主人公は二人居ますが、私はハヤトverをプレイしました。
特に深い理由は無く、ただ単純にハヤトの外見が私好みだったので。

主なストーリーは平凡な日常を過ごしていた主人公ハヤトが突如異世界に飛ばされ、右往左往しながら異世界の平和を守るというお話です。
序盤は変な服装(異世界の人的に)で、特別な人にしか扱えない召喚術を使えるということで、不信の目を向けられまくるハヤトですが、共に戦い一緒の時間を過ごしていく内に次第に異世界の人々とも馴染んでいきます。
可愛い世界観とキャラデザの割に話しの内容はヘビーですが、様々な困難を絆を深めた仲間と打ち砕いていくという展開はお約束ながら燃えます。

オススメキャラは男パートナー(ハヤトの場合はキール)です。
登場したばかりの頃は感情を表に出さず、謎多きキャラでしたが、ストーリーが進むにつれキールに課せられた重い使命や複雑な生い立ちが明らかになっていきます。
終盤では自身の境遇や役割に思い悩むキールをハヤトが支え、そして同じように自身の事に悩むハヤトをキールが支える。序盤はギクシャクしていた二人がいつのまにか互いを大切な存在だと認識していた……。
なんて恋愛漫画ではよくある展開を、男同士でサラリとやってのけます。
また、異世界トリップものではお約束の「元の世界に帰らなきゃ」という展開も勿論あります。
終盤の主人公は悟りを開いた聖人のようになっているので、帰らなければいけないという事実を素直に受け入れます。というか主人公自らが帰るという選択をします。
勿論それを聞いた仲間たちは揃って異論を唱えますが、キールエンディング条件を満たしているとキールが物凄いゴネます。それはもう序盤のクールっぷりはどこ行ったとツッコミたくなる程。
エンディングや終盤の夜会話を見ていると、キールのハヤトに対する好感度がとやんでもない位上がってしまっているのではないかと少し心配になりました。ただ、クールなキャラは好感度を上げていくにつれて、ヘタれていく様子はやっぱり萌えます。
他にも元騎士団イケメン三人組や敵サイドのバノッサとカノンなど、脇キャラ達も何だかとてもニアホモ臭い動きをしていて非常に気になりました。

可愛い世界観でニアホモ萌えも盛りだくさんなのでオススメです。