サモンナイト2

あらすじ

蒼の派閥の卒業試験にぎりぎり合格し、晴れて一人前の召喚師となった主人公は、派閥上層部から「諸国視察」の任務を命じられた。しかし、事実上の追放処分ともいえるこの命令には、主人公を疎む者達の謀略があった。
リィンバウムにおいて、召喚師はそれぞれ特有の家名を持ち、先祖が積み上げてきた召喚術の秘伝を受け継いでいくことが重要視されている。そういった慣習の中で、主人公は家名を持たず、己の実力のみで召喚師となった平民出身の召喚師、いわゆる「成り上がり」であった。ある種の特権階級である召喚師の中にあって、「成り上がり」の召喚師は蔑視されていたのである。

自らを追放するための策略であると知りつつも、主人公はあえて派閥上層部の命に従い、諸国視察の旅へ出ることを選んだ。監視役として同行する兄弟子のネスティ、誓約を結んで間もない護衛獣と共に、主人公は与えられた任務を全うしようとする。
それが、自分自身に課せられた宿命と向き合う、過酷な試練であることも知らずに……。

製品情報

作品名 サモンナイト2
公式サイト 公式HP
発売日 PS:2001年8月2日(アーカイブスあり)
DS:2008年8月7日
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 PS/DS
キャスト ネスティ(緑川光)
バルレル(阪口大助)
ボイス 有り
主人公情報 マグナ ボイス無し 前向き主人公
個別イベント 有り
個別エンディング 有り
作品の傾向 ファンタジー 異世界召喚 相棒
キャラ傾向 冷静かつ理知的な兄弟子(ネスティ)
口の悪い悪魔(バルレル)

感想

絵本のような可愛らしい雰囲気のシミュレーションRPG、サモンナイトシリーズの二作目。
召喚術を使用しての戦闘はシンプルで馴染みやすいですが、システムは洗練されていない部分もあるので、最近の親切設計RPGに慣れた身には、レベル上げの為に何度も戦闘するのは若干面倒でした。ストーリーは全25話と中々のボリューム。可愛い絵柄とシリアスなストーリーが意外なほどマッチしています。

「君は馬鹿か?」と言いながらも主人公の世話を焼く兄弟子ネスティは、世話焼きツンデレという新たなジャンルを開拓した云わばパイオニア。
ネスティはこのゲームのキーパーソンでもあり活躍の場も多く、楽天的でのん気な性格の主人公に対して保護者や小姑の如く接します。
正反対の性格の二人ですがその凸凹感が逆に非常に良いコンビ関係を形成しているのが面白いです。序盤からずっと一緒に行動しているの分、個別イベント(夜会話)の回数も多いです。
兄弟弟子として幼少期から過ごしていただけあって、お互いの事を分かり合ってる熟年夫婦のような雰囲気すら漂っていて、ネスティは主人公に振り回され慣れてるし、主人公は小言言われ慣れてる感じが一緒に過ごした時間の長さを感じれて良いなーと思いました。
エンディング~エピローグに掛けては怒涛の萌えイベントラッシュで、終盤の夜会話はネスティがデレまくりで、普段の小姑ネスティとのギャップがたまりませんでした。