ドラゴンクエスト11

あらすじ

穏やかなイシの村で育った主人公は16歳となり、村のしきたりである成人の儀にのぞむ。そして自分は、かつて世界を救ったとされる「勇者」の生まれ変わりであり、大きな使命を背負うものだと知る。勇者とは何か、勇者の使命とは何かを知るため、故郷を旅立つ。
(公式HPより)

製品情報

作品名 ドラゴンクエスト11
公式サイト 公式HP
発売日 PS4/3DS:2017年7月29日
【11s】
Switch:2019年9月27日
PS4/XboxOne:2020年12月4日
Steam: 2020年12月5日
ジャンル RPG
対応機種 PS4/3DS/Switch/Steam/XboxOne
キャスト 主人公:斎賀みつき
カミュ:内山昂輝
グレイグ:小山力也
シルヴィア:小野坂昌也
ボイス 有り(11sのみ)
主人公情報 デフォルト名無し ボイス/セリフ無し主人公
個別イベント 有り(11Sのみ)
個別エンディング 無し
作品の傾向 相棒関係 主従関係 王道展開
キャラ傾向 義理人情に厚い相棒(カミュ)
ムードメーカーなオネエ(シルビア)
無敗を誇る武人(グレイグ)

感想

結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったです。
プレイ途中にネットで、カミュとセーニャに恋愛フラグが立っている、という情報を見かけて戦々恐々としながらプレイしていましたが、恋愛系のイベントは一切なく、むしろセーニャが辛い時に、黙って主人公が話を聞くイベントがあったり、セーニャと主人公にうっすらフラグが立ったのでは?と感じていました。
個々人の感覚で「この二人お似合いじゃない?」と思う事はあっても、シナリオ内でパーティーメンバーが誰かに明確な恋愛感情を抱く、という事は一切ないので、私と同じように冷や冷やしてしまった方はご安心ください。一応主人公と幼馴染のエマが結婚できるオマケ要素もありますが、試練を乗り越えたご褒美扱いで強制でもありません。恋愛描写も一切なく、エマと結婚したいと願ったら、いつの間にかエマと夫婦になってたぜ!というギャグのような展開です。
※新規エピソードなどが追加された『ドラゴンクエスト11過ぎ去りし時を求めてS』では、エマだけではなく、全キャラに結婚(同棲)イベントも追加されました。

キャラに関しては文句なし!キャラだけじゃなくストーリーもですが。全キャラにきっちりと見せ場があって、男女ともに魅力的なのでプレイしていて心地よさすら感じました。イース8の時にも思いましたが、キャラが魅力的なゲームは止め時を見失ってしまう…。
相棒なのに隠し事が多く余所余所しかったカミュが、正直一番のネックでした。いや、要所要所で活躍はしてたんですが、それでも相棒なんて名ばかりなのでは…なんて感じる時期もあって、それだけに主人公がカミュの過去の因縁を断ち切って「相棒!」と主人公に言ってくれた時の感動はプライスレス。相棒というワードが出てくるまで大分長い道のりでしたが、それだけに相棒呼びされた時の感動は大きかったです。そして、カミュがトラウマを克服する場面で、主人公だけが傍にいて見届けた、という点も中々美味しいポイントでした。

そして今作のダークホース、シルヴィア姉さん。公式HPで見たときは完璧にイロモノキャラだと思っていました。正直ピエロみたいな恰好してる…、程度の印象しか抱きませんでした。
しかしながら実際に登場してからは、パーティーのムードメーカーとして、コミカルな時は徹底的にお道化て、シリアスな時はきっちりカッコよく決めるシルヴィア姉さんに、あっと言う間に魅了されました。普通の恰好させると普通にイケメンだし、性格良くて家柄も良し。ネットで「シルヴィアはオカマキャラという抜き要素が無ければ、容姿性格家柄と色々ハイスペック過ぎるので、オカマキャラで正解」という意見を見て、なるほどー!とメチャクチャ納得しました。オールバックを下したシルヴィアが見れるDLCが切実に欲しい…
主人公の敵であるグレイグとホメロスの二人にも匂わせ描写がチラホラあり、敵味方問わず美味しい関係性が散りばめられています。
という事で、ドラクエ11非常に面白かったです。最新の技術でクラシックな王道RPGを全力で作ってみた!という感じ作品です。システムやストーリーは分かりやすくも奥深く、子供から大人まで楽しめるゲームだと思うので、少しでも気になってるなら買って損は無いと思います。