ドラゴンクエストビルダーズ2

あらすじ

邪教の大神官ハーゴンと破壊神シドーが打ち倒され、しばしの平和が訪れていた。
しかし、世界には「ハーゴン教団」の脅威が再び迫っていた。
世界の破壊をもくろむハーゴン教団は、モノづくりのチカラを持つビルダーを敵とみなし、根絶やしにしようとしていた。
ビルダー見習いの主人公もまた、教団にさらわれ船で運ばれていたが、嵐で船から投げ出され目覚めると無人島に漂着していた。
無人島で出会ったシドー、ルル、しろじいと協力し、主人公は無人島を開拓していく事となる。(公式HPより引用)

製品情報

作品名 ドラゴンクエストビルダーズ2
公式サイト 公式HP
発売日 PS4/Switch:2018年12月20日
Steam:2019年12月11日
ジャンル ブロックメイクRPG
対応機種 PS4/Switch/steam
キャスト 主人公(河西健吾)
少年シドー(津田健次郎)
ボイス 無し(掛け声のみ)
主人公情報 デフォルト名・セリフ無し主人公 少年主人公
個別イベント 無し
個別エンディング 無し
作品の傾向 モノづくり クラフトゲーム 相棒関係
キャラ傾向 相棒(少年シドー)

感想

今作はドラクエの世界観をベースに、マインクラフトのようなモノづくりが楽しめるブロックメイクRPGです。
マインクラフトのように何をするのも自由という訳ではなく、ゲーム側で提示された目標を達成していきながらエンディングを目指すRPGでもあるので、クラフトゲーム初心者でもとっつきやすい作品でした。

世界中の人がものづくりを出来なくなった中で、唯一ものづくりが出来る存在であるビルダー。主人公はビルダーとしてものづくりをしながら、敵と戦ったり家を建てたり畑を作ったりしながら、島を巡って困ってる人たちの手助けをしていくことになります。
最初に仲間になるシドーはものづくりが不得手てで、破壊するのは得意な男の子。戦闘能力が高く、常に主人公と行動を共にするので、敵との戦闘ではとても頼りになる相棒です。
序盤は物騒な言動が目立つものの、何故か主人公には出会って数秒で懐くシドー。可愛い。
もう一人序盤から仲間になるヒロイン的な女の子が居ますが、ストーリーの進行のためとはいえ初対面での印象が悪すぎて、そこだけは残念でした。あとから登場する女の子達はとても魅力的だったので、いっそポジションチェンジして欲しかったです。

ストーリーを進めるごとに出来ることが増えていき、少しづつ知識や経験を積んで自然とプレイヤー自身も成長できるので、詰まることなく快適にプレイすることが出来ました。逆にそれが自由度が低いと不満に思う方も居ると思いますが、初心者には程よい塩梅で私としてはプラスポイントでした。

モノづくりがメインではありすが、主人公の育成やストーリー性もあり、RPG的な楽しみも出来るのでひたすら作業を繰り返すのみ、という事にはなりません。また、ベースになっているドラクエ作品を未プレイでも全く問題ありません。
シナリオは中盤までは普通に面白いレベルでしたが、終盤に入ってから一気に引き込まれ、怒涛の勢いでクリアしてしまいました。主人公とシドーの絆や友情は期待していた以上に濃く描かれていて、終盤はシドーが完全にヒロインでした。
常に行動を共にし、様々な問題を一緒に解決し、嬉しい時はハイタッチで一緒に喜び、時には喧嘩しながらも苦難を乗り越え、誰もが認める親友/相棒になる過程が丁寧に描かれています。

ニアホモ抜きにしても終盤の展開は、BGMも相まって最高に熱く、本当に素晴らしかったです。クラフトゲームなので建物や景色を作る楽しみもありますが、シナリオが面白いのでクラフトゲームに興味がない方にもオススメできる作品です。