JUDGE EYES:死神の遺言

あらすじ

15歳の時、被害者遺族の逆恨みによって弁護士の父母を殺害された主人公・八神隆之は、神室町で喧嘩に明け暮れる荒んだ生活を送っていた。 八神はたまたま喧嘩を吹っ掛けた松金組組員、海藤正治の渡世の親である松金貢に目を掛けられ、人生をやり直しつつ父と同じ弁護士への道を歩み始める。

司法試験に合格し、弁護士として神室町の源田法律事務所に所属した八神は、ある殺人事件の弁護担当となる。 有罪確実と言われていたその裁判で無罪判決を勝ち取り、一躍時の人となるが、無罪放免となった依頼人、大久保新平が釈放直後に同棲中の恋人を惨殺し、住んでいたアパートに放火するという凶行に及んだことから評価は一転。「凶悪な殺人鬼を野に放ったインチキ弁護士」のレッテルを張られ、それまで築いてきたものを全て失ってしまう。

それから3年後、事件から目を背け、逃げるように弁護士バッジを外した八神は神室町で探偵兼便利屋として細々と生活していた。(Wikipediaより引用)

製品情報

作品名 JUDGE EYES:死神の遺言
公式サイト 公式HP
発売日 2018年12月13日
ジャンル リーガルサスペンスアクション
対応機種 PS4
キャスト 八神隆之(木村拓哉)
海藤正治(藤真秀)
東徹(川原慶久)
???(寺島惇太)
ボイス 有り
主人公情報 八神隆之
元弁護士・現「八神探偵事務所」所長
個別イベント 無し
個別エンディング 無し
作品の傾向 謎解き 男だらけのパーティー 探偵体験ゲーム
キャラ傾向 兄貴分兼相棒(海藤正治)
ツンデレやくざ(東徹)
隠れイケメン(???)

感想

龍が如くシリーズのスタッフが製作してスピンオフ作品。戦闘システムや舞台となる街は龍が如くとほぼ同じで、購入前に見たレビューでも似たようなシステムと街で飽きた、というのがマイナス点に挙げられていましたが、私は龍が如く7しかやってないので、それほど気にならないというか、懐かしさを感じつつ楽しい気持ちでプレイ出来ました。

主人公が探偵なのでヤクザの恐ろしい儀式(ドスを抜いてとかエンコを詰めるとか)なども少なく、尾行したり犯人を追いかけたりと探偵ライフを疑似体験出来ます。むしろ探偵なのに街中でやたらと喧嘩を売られたり(これには一応理由はありますが)、拳で物事を解決しすぎかな?とは思いました。

といっても、探偵として大きな組織の闇を解き明かす謎解き要素もしっかりあり、まろやかになった龍が如くを遊んでるようでとても楽しくプレイ出来ました。キムタクの演技も経験者という事もあり、迫力はプロに劣るものの下手すぎてゲームに集中できない!という事はありません。むしろキャラにぴったり合った演技をしてくれてます。なんならシリーズ化して主人公八神が続投するなら、声優はキムタクじゃないと嫌!とすら思ってます。

仲間キャラもいい感じにオス臭い、むさくるしいキャラが多めで良かったです。
味方には女性も居ますが、基本的に荒事は男だけの荒々しいパーティーで行い、女性キャラは補佐的なポジションです。かといって空気ではなく、情報収集の為に身体を張ったり、男女でバランスよく役割分担してるのはとても良かったなーと。
恋愛描写も主人公には任意要素で、サブキャラ同士で良い雰囲気になってる二人は居ますが、ほとんどおまけ的な扱いなのも嬉しいところ。私はサブキャラや仲間があちらこちらで恋愛していると、ケッ!!とヤサぐれた気持ちになってしまう病気なのですが、ジャッジアイズの恋愛描写はほんのりで、控えめだからこそ萌えるとても良いバランスで好ましく思いました。

あと、これは若干ネタバレになりますが、この作品には公式サイトで紹介されていない隠れイケメンが居ます。それもめっちゃ美味しいポジションで。
序盤から主人公八神の前にミステリアスに登場し、途中で正式に仲間として行動を共にする事になりますが、仲間加入後もなんとなく隠し事がありそうで…、と仲間になってからも程よい緊張感を生み出してくれました。

ストーリーは終盤やや駆け足気味にはなりますが、いくつかの事件が裏で繋がっていて、少しづつ絡み合った謎を紐解いていくのがとても楽しかったし、先が気になってどんどん進めていきたくなる展開でした。
主役が俳優さんなので簡単に続編というのは難しいかもしれませんが、同じキャラクターでよりパワーアップしたジャッジアイズ2をいつまでも待ってます。