カリギュラ2ざっくり感想

祝・カリギュラ2発売!!
発売日の0時にちょろっとプロローグだけチラ見をし、午前中からなんやかんやぶっ通しでプレイして、現在3章の序盤まで来ました。細かい不満はあるものの、前作の魅力はそのままに色んなところがブラッシュアップされており、旧作ファンとしては大満足!!!!
贔屓目で見てしまってるのもありますが、前作で不満に感じた点はきちんと改善され、快適さも増している事にいちいち感動しながらプレイしていました。もちろん不満点が一切ないという訳では無いので、三章までの時点でのざっくりとした感想を書いていきたいと思います。

良い所

キャラクター

まだ全キャラ登場していませんが、帰宅部メンバーは男女共に愉快なキャラが多く、ちょっとした会話でもコミカルな感じで見てて楽しいです。特に釣巻先輩が良い味出してて、二章あたりからは登場キャラも増えとても賑やかな帰宅部となっています。

公式サイトの情報をほぼ見ずにプレイを始めた訳ですが、ゆるふわおっとりガールのささら先輩がまさか前線で盾となるタンク役とは…。後衛で弓矢攻撃と回復支援やっときますねみたいな見た目で、「私が守るわ、主人公達は下がってて!」なんて超絶漢らしい事言われたら惚れちゃいますよ。落ちちゃいますよね、恋に。
前作にも共通することですが、カリギュラの女性キャラの描き方や、男女構わず容赦なく欠点を掘り下げていくスタイル、要するにキャラ描写の仕方にまつわるすべてが私好みすぎて、なんていうかもう好きでね、好きなんです。

男性陣も最初から行動を共にする相棒的存在の吟ちゃん、いじられる為に生まれてきたとしか思えない超絶オモロな釣巻先輩など、女性陣に負けず劣らず魅力的です。会話イベントなどはそれほどテキスト量があるわけではないですが、ダンジョンでのチャット会話など細かい所で個性が爆発していてイチイチ面白いです。
キャラに関する感想はクリアするまでは細かい事は言えないのですが、既にとんでもないどんでん返しの予感がしていて、先が気になって仕方ありません。

戦闘・育成システム

万人受けするかは分からないですが、今作の戦闘システムは非常にやり易いです。ビギナーでも簡単にコンボがキメられますし、コマンド形式なのでじっくりシンキングタイムを設けられるのが何より有難いです。カウンターで敵を浮かせ、タイミングを微調整しながら敵を空中に留めてと、あれこれ考えた末に空中コンボで敵をハメた時の快感は、中々他では味わう事が出来ません。
武器やアクセサリーを装備したまま戦う事で、装備のスキルを習得してパッシブスキルとして付け替え出来るようになったりと、前作には無かった育成要素も追加され、レベル上げ以外の育成要素があるのも嬉しいポイント。
雑魚戦と比べるとボス戦の難易度は高めで、難易度ノーマルできちんとレベリングで挑んだ二章のボスに、ぼっこぼこにされてイージーにしようかな…、と日和ってしまうレベル。雑魚戦と違いボス戦では空中コンボでハメる戦法が通用せず、長丁場になりがちで敵の攻撃も嫌らしいものが多いので、完全初見の方は慣れるまではイージーでプレイした方が良いかもしれません。

改善されたダンジョンマップ

前作のダンジョンは同じような景色が延々続くコピペを駆使したようなマップで、ギミックも無くひたすら単調で長く退屈に感じてしまいましたが、今作ではギミックも追加され、構造もシチュエーションに合ったものになっていて、スタッフの改善してやるぞという気概をかなり感じました。
マップの広さもかなりコンパクトになったので探索しやすいですし、敵の数も殺意満々だったVita版での数の暴力を経験した身としては、こんなに少なくて大丈夫?やる気ある?と心配になる程でしたが、カリギュラ脳で感覚がマヒしてるだけで程よいバランスで配置されています。

不満点

戦闘のテンポが悪い

戦闘システム自体に不満はありませんが、戦闘のテンポの悪さだけはアプデで改善して欲しいです。
行動ゲージの進むスピードが遅く、そのせいか敵味方共にダウンタイムに入ってしまい、両者共に何も行動出来ない無の時間が発生する事がちょいちょいあります。せめて今の1.5倍くらいは行動ゲージの進むスピード早くして貰いたいところ。

グラフィック

髪の質感など前作に比べると良くなっては居ると思いますが、それでもやはりがっかりクオリティなグラフィック…。
美麗な立ち絵と比較すると別人レベルのキャラも居るので、せめてもう少し可愛らしくカッコよく仕上げて欲しかったです。
特に主人公はひどい。似てる似てないとかの問題ではなく、常に真顔なんです。表情筋一切使ってません。悲しい時はちょっと悲しそう…?と変化している気もしますが、私の願望がそう見せてるだけなのかもしれません。間違い探しに出来るレベルで変化がありません。喋らない主人公だからこそ、喜怒哀楽は表情でしか表現できない訳で、そこの手間を惜しんでほしくはなかったなと思わずにいられません。
∠( ˙-˙ )/←こんな感じで陽気な動きしてる時も顔は常に真顔なんですよ…、逆に面白いから本当にやめて欲しい。